(2019.4.7、追記)
【ブライダル業界の皆さまへ】
【ブライダルスタイリストの皆さまへ】
ボンボンヒップが生まれたブライダル業界背景|後編
「ボンボンヒップが生まれたブライダル業界背景|前編」
「ボンボンヒップが生まれたブライダル業界背景」
◆ ショルダーデザインのベアトップが流行った
◆ 教会式がふえて、ロングトレーンが増えた
(追加)
◆ 3サイズ対応の、レースアップドレスが出てきました!

(追加)の説明
3サイズ対応とは、(7号)(9号)(11号)
「このサイズの花嫁さんが着れますよ!」
と、言うドレスです!
後ろが、シャーリングを施した、
レースアップデザインになっています。
急激に、流行りました!
どこの衣裳店も、展示会にいく度に、
3サイズドレスを買い求めるようになりました!

3着分が、1着買えばOKですから
とっても、お得に思えます。
それまでのドレスサイズは、ジャストサイズのみでした。
よって、このアイデア、デザインが大ヒットしました!
いつの間にか、、、
ブランドものまで、3サイズ(2サイズ)レースアップになりました。
それから、1~2年して
このドレスたちが、
「マタニティードレス」とも、呼ばれるようになりました。

ですが、、、
よーく考えてください。
かなり、ムリがあります!
ドレスを作る方は、わかるハズっです。
パターンナーさんも、わかるハズっです。
例えば、3サイズ(7T~9T~11T)の場合
7号サイズの人は、
2サイズ分の、余分なゆとり布を、一緒に着ることになります。
9号サイズの人は、
1サイズ分の、余分なゆとり布を、一緒に着ることになります。
そして、フロントは9号サイズで出来あがっているハズです!
どのように考えても、ムリがあります。
とてもお得な、誰にでも合うはずの
3サイズ(フリーサイズ)ドレスが、
実は、合う人にだけ合うドレスだったんです。
余分な布分が重さになって、腰のハリの無い
日本人体型では、腰でも止まらずに、ズレてしまう!
幾ら、レースアップの紐で、締め上げても・・・
全体は、締まりません! ムリがあります!
そして、気づきました。

3サイズ対応ドレスの、
在庫がふえると同時に、ドレスの補正がふえました。
1点のドレスの、補正する箇所も増えました。
スタイリストが、補正をするお店は大変だと思います。
シーズン中は、ドンドン残業が増えます。
そして、更に、新たな展開のドレスが出てきました。
レースアップのデザインが、
どのドレスにも似合うわけではないので
後ろのギャザー部分を、隠すようなデザインが出てきました。
それが、ドレスのバックスタイルを、より複雑にしました!
複雑化=補正がやりにくい
複雑化=生地の分量が増えている
「ボンボンヒップが生まれたブライダル業界背景|前編」
「ボンボンヒップが生まれたブライダル業界背景|後編」

まとめ
◆ ショルダーデザインのベアトップが流行った
◆ 教会式がふえて、ロングトレーンが増えた
◆ 3サイズ対応の、レースアップドレスは重い
ボンボンヒップが生まれた背景には
レンタルドレスの歴史的背景があります。
商品ボンボンヒップ|詳細|は、こちらから ↓
商品ボンボンヒップ|お問合せ|は、こちらから ↓
最後に。
ブライダルスタイリスト30年です。
よって、30年分しか分かりませんが、
その間にこのような事がありました。
もっともっと、細かな動きもありました。
いずれ書いてみます。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
team LOVE 代表 木脇孝子