【ブライダル業界関係者さまへ】
【ブライダルスタイリストの皆さまへ】
実は、「婚礼衣装にかかわる仕事」は、13種類もの職名(肩書き)があります。
ネット上で、探してみたら、こんなに沢山の、名前(職名、肩書)がありました。
ブライダルスタイリスト、ブライダルコーディネーター、ブライダルコスチュームスタイリスト、ドレススタイリスト、
ドレスコーディネーター、コスチュームコーディネーター、ブライダルコスチュームコーディネーター、
ウエディングドレスコーディネーター、衣裳コーディネーター、ウエディングコスチュームコーディネーター、
ブライダル衣裳コーディネーター、ブライダルドレスコーディネーター、婚礼衣裳コーディネーター、、、
もしかしたら、もっと、もっとあるのかもしれません!
そして、集めてみると、その名前の中には、共通の言葉がありました。
「ブライダル」 「コーディネーター」 「ドレス」 「コスチューム」、
この4つのキーワードが、組み合わさって出来ていることが分かりました。
これは、名前がまとまっていない、ひとつに定まっていない状況は、
社会で、「ブライダルスタイリスト」という、職種が確立されていない証拠です。
なんだか、悔しい結果です!!!
そこで、そんな中ですが、
2018年以降の、「ブライダルスタイリスト」の、仕事を予測してみようと思います!
実は、現在、婚礼衣裳史上最高の商品点数、が世の中に存在しています。
婚礼衣装が、ちまたに溢れかえっている状況です。
良いコトとして、花嫁さまにとっては、どんなデザインも手に入りやすい世の中になりました。
そして、手に入れる方法も多様化しているので、スグに手に入れるコトができます。
レンタル、オーダー、セル。 どの方法も可能です。
手に入れる方法として、大きく分けると二つあります。
「ネットから!」 「リアル店舗で!」
その、どちらの方法でも、「安いモノ、高いモノ」が、ありますから予算に合わせて探せます。
一般の方でも、少し一生懸命に成れば、欲しいドレスを、手に入れる事はさほど難しくない状況です。
これらの価格幅は、さらに広がると予測します。
何故ならば、世の中が、「収入の二極化」になりつつあります。
よって、収入の幅が広がれば、手に入れたいモノの値幅も同じように広がります。
そして、現在、日本の、「レンタルドレスのシェアは70%~80%」です。
このまま、レンタル商品のシェア割合が、継続持ちこたえるとは思えません。
その理由は、合理的な考え方をすれば、答えが出ます。
オーダードレス、セルドレスに関しては、
挙式後も、「利用価値」はありますが、レンタルドレスには「利用価値」がありません。
「レンタルドレス」が、いちばん合理的!効率的!と、考えられていた時代は終わるかもしれません。
そこで、レンタルドレスを選ぶ花嫁さまの、「レンタルドレスを選ぶ理由」を考えてみます。
理由は、二つです。
「みんながレンタルドレスだから」 「アドバイスしてくれるプロがいるから」
ただ、この二つの理由は、とてももろい理由です。
すでに、崩れてきています。
レンタルドレスのシェア割合は、安価なセルドレスが出始めてから落ちてきています。
そして、花嫁さまが迷った時に、誰の意見を求めているのでしょうか?
参考にしている意見は、卒花嫁の意見です。
レンタル、オーダー、セルにかかわらず、転売されたドレスが世の中に溢れかえっています。
モノが溢れると、情報を集めて、自分で手に入れるコトがとてもカンタンです。
ここまでをまとめます。
① 婚礼衣装は更に増える。
② レンタル、オーダー、セルの価格帯(二極化の幅)が広がる。
③ レンタル、オーダー、セルの需要幅が変る。
④ レンタルドレスの需要が減る。
⑤ 花嫁が、自分で手配とスタイリングをする。
⑥ ネットにて、相談を求める花嫁さまが増える。
⑦ ネットで、「ドレスを選ぶ」方法が増える。
⑧ レンタルドレスサロンが減る。
⑨ レンタルドレスサロンの業態変化が起きる。
⑩ 大手ドレスメーカーが活躍する。
⑪ 再び、「レンタル、オーダー、セル」、この三つを組合せた、新たな手法ができ上ってくる。
そして、次は、人財の未来を考えるために、
ブライダルスタイリストの、職名(肩書き)を考えてみます。
考えるうえで、先に書いた職名の中に使われていた言葉の意味を記してみます。
「コーディネーター」=「全体の統一性を考え、衣服や装身具の組み合わせを考える人」
「スタイリスト」=「服飾の指導・演出を業とする人」
「ディレクター」=「演出、監督をする人。また、制作責任者」
名前の、意味合いからすると、、、、、
コーディネーターの仕事は、データさえあればロボットができます。
スタイリストは、データだけでは少し難しい。
ディレクターになると、ロボットでは無理です!
そうなんです!
これからの未来を予測する時に、先ずは職名を変化させていく必要があると感じました。
コーディネートのスキルだけでは、生き残れない時代になります。
コーディネートしたものを、スタイリングする。
尚且つ、コスチュームに関するディレクションが全てできる。
↑ このナレッジ・スキル・マインドが必要です。
ようは、ウエディングセレモニーと、レセプションパーティー。
両方の、コスチュームに関するフルスタイリング。
そして、それをディレクションする能力が必要になります。
その理由は、世の中に無数の情報が溢れているからです!
感性すぐれた、一生懸命な花嫁であれば、
情報を駆使して、プロ以上のスタイリングを自ら創り出すことができます。
(但し、いくら一生懸命でも、ブライダルの経験値がありませんので不安な状況にはなります。)
よって、職名にするならば、
「ウエディングコスチュームディレクター」しか、生き残れない状況がきます。
そして、生き残るには、まだまだこれだけの能力では足りません!
衣裳のレンタル、オーダー、セルへの対応として、
商品価値、適正価格を判断するためのナレッジとスキル。
プラス、それらを集める情報収集のナレッジとスキル。
最後に、無くてはならない「人間力」、
婚礼を執り行う一人として、人としての深い温かさを求められます。
ここまで来ると、まるで、婚礼衣装のスーパーマンです!
では、人財に関してまとめます。
① 婚礼衣装の、スーパーマンだけが必要になります。
② スタイリストの雇用は、短期契約になってきます。
③ ネットを含めた、人材育成の場が今より増えてきます。
④ 異業種から、プロに見える?人財の参入がはじまります。
⑤ プランナーも、正社員雇用が厳しくなる。
⑥ プランナーが、ドレススタイリストを兼務するようになる。
⑦ ブライダル美容師が、スタイリストを兼務するようになる。
最後に、「プランナー」=「企画、立案、設計をする人」
自ずと、ウエディングプランナーさえも、
プランナーのスキルだけでは、生き残れない時代がすぐそこまで来ています。
僭越ながら、現場を離れたからこそ、
1年後、5年後、10年後 がみえてきました。
もっと、全体的に、具体的に、勝手にではありますが思うところがあります。
引き続き、このブログにて、
【2018年以降】予測できるとこまでしてみよう!
と、思っております。
最後まで、お読みくださりありがとうございます。
追伸:最近「感謝」キーワードが変わってきました。
「感謝」「感謝」だった、ブライダル全体の流れが、主軸が変化してきました。
この変化は、2022年にピークを迎え、その後、1年もすれば再び変化します。
2年半~3年周期で、全体が動いていると存じます。
そして、先さきを見ていると、「未来は明るい!!!」です。
ブライダルスタイリストコーチTAKAKO
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