【花嫁さまへ】
【ブライダルスタイリストの皆さまへ】
いつも、ありがとうございます。
タイトルに書いた、「二度目のウエディングドレスを選ぶ賢い花嫁さま」
その花嫁さまと出会ったのは、ずいぶん前の事です。
10年以上前の事です。

ドレスフロア
出来事は、タイトル名から想像された通りです。
2度目のプロポーズを受けて、彼との結婚の意思を固めて、結婚式をすることにした。
だけど、周りから言われた言葉を真に受けて、
真っ白のウエディングドレスは、着てはいけない!と思っていた。
だから、淡い色のカラードレスばかりを探していた。
そんな、花嫁さまとのお話しです。
ご来店されて、ドレスフロアにご案内して
カウンセリングシートにご記入をいただく、
そして、確認を含めて、様々な状況をヒヤリングする。
このヒヤリングの段階では、「二度目のウエディング」 と言うコトは、聞き出せませんでした。
きっと、色々考えすぎて、話しづらいことだったのでしょうね。
ヒヤリングが終わったら、
お聞きした内容の、不安要素を解決するためにカウンセリングに入ります。
その時です! カウンセリングに入って、やっとその事を話してくださいました。
そして、彼のお母様から言われた言葉を気にして
(お母様は、祖父母さまから言われた言葉を気にして)
「やっぱり、カラードレスを着ます。」 と、お気持ちを言われました。
この気持を、変える事は出来ませんでした。
ご本人の意思がありますので、無理に変えるのは違います。
もちろん、真っ白のウエディングドレスを着る意味などもお伝えしました。
ですが、聞き入れる事は難しそうでした。
「真っ白のドレスは、結婚が初めての人が着るもんじゃっ!
あんたは2回目じゃから、色がついとらんとイケんよ!」
この様なことを、言われたようでした。
よって、先ずは、花嫁さまが決めたそのお気持ちを大切にしたかったので、
お似合いの、カラードレスを一緒に探しました。
結構あっさりと、ピンクの淡いペールトーンのカラードレスに決められました。
まわりの皆さまも気に入って。 ご本人にも、良くお似合いでした。

ドレスフロア
それでも、挙式までに、もしかしたら・・・
「真っ白の、ウエディングドレスに変更したいです。もう一度見直してもいいですか?」
この声を、花嫁さまから聞いたら、
即!ウエディングドレスへ変更する心づもりはしていました。
その為に、 ブーケの打合せ、リハーサルメイク、小物合せは先へ先へ伸ばしていました。
この様々な、打合せや決定スケジュールは、
こちら側の段取りが、スムーズにいくために作られた仕組みのひとつですから、
挙式ギリギリになっても全く問題ないです。
どの様になっても、状況へ対応するのがプロの役割です。
そして、ついにその日が来ました。
その日がやって来たのは、挙式10日前でした。
ですが、実は、どうしようもなくて、
ピンクのドレスに合せて、ブーケ、リハーサルメイク、小物合せは既に終了していました。
ですが、ブーケの打合せ、リハーサルメイク、小物合せをした時に、
「もしかしたら、、、 変更になるかもしれないです」
この事は、各担当者の方々へ伝えていました。
それに、気になっていたので、それらの打合せは、全て同席していました。
よって、変更もスムーズに、一日で終えることができました。
そして、少し花嫁さまを、少し叱りました。
真っ白のウエディングドレスは、無垢の愛をあらわすドレス。
彼への気持ちがそうならば、それは結婚の回数とは関係ありません。
そして、自分の気持ちを、彼と、ご両親へ、素直に伝えなかったこと。

ウエディングドレス
この二つのコトを、少し叱りました。
花嫁さまは、自分が選んだ、真っ白なウエディングドレスを見上げて
「挙式までに話します。」 と、嬉しそうに約束してくれました。
色々、不安だったのでしょうね。
気持ちは、とてもよくわかります。
待ってて良かったです。
ブライダルスタイリストコーチTAKAKO
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